(141)「一身独立して国豊かなり」 2010/01/03
みなさん
あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。 今年も吉良州司への、そして新政権への温かいご支援をお願い申し 上げます。さて、今年は新政権にとって正念場の年になります。 初の通常国会、予算審議、夏の参議院選挙、ゼロから作り上げる 本格的な新政権予算、そして、外交・安全保障の安定した土台創りなど、 真価が問われる課題が待ち構えています。
その中でも私が強調したいことは、世界の環境変化、グローバル化に 対応できる、つまり世界と戦える人創り、国創りを急がなければ ならないということです。そのためには、未だにわが国に残る、 戦後復興時代、高度成長時代の国の仕組みや人々の意識を改革する 必要があります。
新政権の予算編成についてのマスコミの論調は、「党の力が政府より 強いから党が政府を押し切った」などと、政局的、週刊誌的側面ばかりが 強調されましたが、予算編成作業は、政権交代前から民主党が訴え続けて いた「新しい時代の理念」を高く掲げた基本方針の下に行われたことは あまり知られていません。
詳細な説明、解説をする紙数的余裕はありませんが、その「理念」の 意味するところを目次風に列挙するならば、次のようになります。
予算編成の基本理念 ――既存の「官」のあり方を問い直す。
新政権は「人間(生活者)のための経済」を目指す。国民の暮らしを犠牲に してまでも経済合理性を追求する発想をとらず、国民の暮らしに力点を おいた経済社会に転換していく。 数値としての経済成長率や量的拡大のみを追求する従来型の成長戦略とは 一線を画す。単年度の景気刺激策の視点ではなく、中長期にわが国の 経済社会が持続的な発展を遂げ、世界中から、日本の産業や価値観が 信頼され、憧憬されるような、そのような国家、社会、文化を形作るための 戦略を策定し、予算に反映する。 アジアの一員として、アジア全体の活力ある発展を促し、その活力を 日本の成長・発展に取り込む新たな成長戦略も策定する。
(1)「コンクリートから人へ」 税金の使い途を徹底的に見直す。ハコモノや護送船団的な旧来型の 非効率な予算を廃し、中間段階での税金の無駄を排除し、最終的な 需要者に直接お金が届く施策を行う。
(2)「新しい公共」 中央の「官」が公共政策を独占することを改め、国民一人ひとりが 「自立と共生」の理念を育み、社会の絆を再生する新しい価値を創り出す。
(3)「未来への責任」 財政のあり方を根本から見直し、しがらみや既得権益を断ち切り、 「未来への責任」を果たしうる戦略的な税財政の骨格を作る。
(4)「地域主権」 「地域のことは地域で決める」地域主権の確立に向けた制度創りを 推進する。地域に必要なサービスを確実に提供できるよう、所要の財源を 確保し、地域の活力を再生させる。
(5)経済成長と財政規律の両立 健全な経済のないところに健全な財政も存立しえない。 経済成長や国民生活の安定、セーフティーネットの強化という観点からも 財政の持続可能性を高めていく。
民主党新政権が誕生した歴史的意義は、既存の価値観に流され、しがみつく ことによる国家の停滞、衰退に「待った」をかけ、反転攻勢、新しい 価値観を打ち出し、更に浸透させることによって、わが国を再生し、 将来に向かって力強く走り続けていく社会を取り戻すことにあります。 この意識改革は今の日本にとって一番必要なことですが、何せ、戦後復興と 高度成長時代の成功体験が多くの人と組織の中によき思い出として残って いますので、非常に大きな困難をともないます。しかし、この予算編成に おいて掲げた理念を高く掲げ、新しい時代にふさわしい国と社会を国民の みなさんと一緒になって築き上げていきたいと思います。 そして、意識改革と、その先にある「グローバル化した新時代」に果敢に 挑戦できる人材育成の第一歩を踏み出すことこそが、今年の新政権の 最優先課題だと思います。「一身独立して一国独立す」。グローバル化時代、 地域主権時代に求められるのは「一身独立」の気概を持った人材であり、 一国独立の気概をもった国民だと思います。そして、その先に真に豊な国が あると信じています。
政治の世界に限らず、企業、官公庁、学校、家庭、あらゆる分野・領域で 人材育成と意識改革、そして一身独立の気概が求められています。 今年もお互い頑張りましょう!
[事務局からのお知らせ]
あけましておめでとうございます。明後日1月5日(火)夜9時からのNHK総合 「ニュースウォッチ9」に吉良州司がスタジオに生出演します! (勿論番組編成上日程の変更の可能性はあります)現在の外務大臣政務官として の立場を中心に年末に収録した映像を交え、当日スタジオでもインタビューに 答えます。みなさんはもちろん、周囲の方にも声をかけていただき、 一人でも多くの方にご覧いただければ幸いです。
今年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
吉良州司事務所スタッフ一同
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