活動報告

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(5月4日配信メルマガ)「旧態依然とした民主党国会対応に疑問あり」 2008年5月8日


みなさん こんにちは
吉良州司です。


今日のメルマガは、先月4月30日の民主党の国会対応について吉良州司が考えるところを、率直に語らせて戴きたいと思います。


まず、今月5月12日には歳出関連予算関連法案が再議決される見込みで、この再議決により、再びガソリン税の道路特定財源化が確定します。この再議決に疑問を持つ与党議員はかなりの数に上ると思われます。なぜなら、一般財源化を主張していた小泉元首相による郵政解散選挙の際の当選者は、小泉チルドレンに代表される新人議員はもちろん、「上げ潮派」と呼ばれ、改革派を自任する議員も一般財源化に賛成の議員が多いからです。

鵺(ぬえ)のような粘り腰の自民党らしく、まずは目の前の川を渡るために、これらの疑問を持つ議員も何とか妥協できる落としどころ、それでいて道路族もぎりぎり妥協できる落としどころ、否、それ以上に「道路族には希望を持たせる」落としどころを提示して党内をまとめたように思われます。それが、2009年度からの一般財源化、それでいて「必要な道路は造る」という福田首相の提案です。

というのも、一般財源化賛成議員は、今年については予算執行の混乱を避けるために2009年度からの一般財源化でやむなしと判断するでしょう。一方の道路族は一般財源化した後も「必要な道路は造ると決めているではないか」という論を振りかざして、一般財源化になっても、ガソリン税を道路建設のために使わせるという基本姿勢を堅持しようとするでしょう。たとえば、一般財源化した後もガソリン税財源は道路建設予算に優先配分するという方針を打ち出すでしょう。巧妙な理屈付けをして道路予算への補助金ばら撒きを継続するでしょう。「道路族にとっての希望」とは、洞爺湖サミットが終わった後は福田首相に退陣願い、2009年度予算編成前に新首相の下で総選挙を実施し、自民党が過半数を維持しようものなら、「一般財源化は福田首相の方針であって、その福田首相はもう退陣している。新総裁の自民党は、道路は必要と判断した」との論理で、道路特定財源化を維持する可能性があることを意味します。「問題先送り」、「足して2で割る」、「玉虫色決着」、など、古臭い「妥協の政治」を表現する言葉には事欠かない自民党政治です、今後の展開次第ではどうにでも変えられる内容、表現にしているところには感心すらさせられます。


さて、4月30日の暫定税率を復活させるための衆議院による再議決の際の民主党の対応についてが、本メルマガの主題です。

正直言って、政権を担わんとする政党、しかも参議院第一党の政党としては、疑問の多い国会対応であったと思います。山口2区の補欠選挙で勝利した直後だっただけに、「これなら民主党に政権を担わせてみてもいい」と国民に思ってもらえる対応ができなかったものかと残念でなりません。

まず、河野衆議院議長を議場に入れないための実力行動は、古い時代の、抵抗勢力が売り物の万年野党がやるパーフォーマンスであって、政権に手が届くところにある、これから政権を担おうとする政党として、テレビを見ていた国民の目にどのように映ったのでしょうか?

また、再議決は2/3が必要ですから、本会議に出席し、反対なら反対で、反対討論をした上で粛々と反対票を投じるべきであったと思っています。

これらの行動によって、民主党に期待した多くの健全な保守層や良識ある無党派層は、せっかく高まっていた期待が裏切られ、民主党の行動に幻滅したに違いありません。

道路、年金、後期高齢者医療制度の3点セットは確実に自民党に打撃を与えています。また、これまでも指摘され続けてきた年金保険料の無駄遣いに加え、道路特定財源も国土交通省傘下の公益法人による無駄遣いが発覚し、「もう自民党の時代は終わった」と思っている国民は過半数を優に超えていると思います。次期総選挙の勝敗は昨年の参議院選挙で自民党にお灸をすえた旧来の自民党支持層が、どういう投票行動を取るかにかかっていますが、この方々は「自民党の歴史的使命は終わった。これからは2大政党が切磋琢磨し、政権交代が常に起こる緊張感と競争原理が働く政治であってほしい。しかし、今のような万年野党体質丸出しの民主党に、政権を任せるわけにはいかない」と思っているのだと思います。

だからこそ、民主党はどんなことがあっても万年野党と思われるような行動を取ってはならないのです。

また、「自民党や現政府が駄目なのはもうわかっている。今、民主党に求めたいのは、民主党はどういう国、社会を創りたいのか、そのための具体的政策、道筋はどうするのか、そこが聞きたい。税金の無駄遣いをやめさせるために政府の非を指摘することも大事な野党の役割だが、万年野党と違って政権に手が届く位置にいるわけだから、国家ビジョンとその実現のための具体策こそ示してほしい」というのが多くの国民の本音だと思います。


私はこれまでも「新世紀日本の創造」と銘打って、吉良州司が掲げる国家像を提示してきました。現在、仲間と一緒に肉付けをやっています。時期が来れば、その内容を公表したいと思っています。


最後に、4月30日の行動について「吉良がそのように思うなら、議長入場の実力阻止行動をやらなければよかったではないか?また、本会議には自分ひとりでも出席すべきではなかったのか?」とのご批判もあろうかと思います。実際、実力阻止行動はやりませんでしたが、本会議に出席しなかった責めは負わなければならないと思っています。最近は悩みに悩むことが多いながらも、「党の最終決定には従う」ということを貫いているがための行動です。しかし、そこに至る過程では、異論を唱えることを躊躇していませんし、党内での議論を尽くしてもおります。また、現在の自分の立場に縛られることなく、みなさんにこうしたメルマガを発信させていただいてもおります。何とぞ、ご理解戴けますよう、お願い申し上げます。


−吉良州司−

 

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