活動報告

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2006年10月2日(同日発行メルマガ) 「安倍晋三新総理の所信表明」


 みなさんこんにちは

吉良州司です。


 本日からのメルマガは9月29日の金曜日の安倍晋三新総理の所信表明演説と それに対する代表質問についての所見をお届けします。


 まず、所信表明演説。
私はただ反対するだけの万年野党体質とは一線を画したいと思い続けている人間です。それだけに反対論を中心に展開しようとする時は、かなり勇気を以って臨みます。このように前置きさせて戴いたのは、この所信表明演説に関する限り、拍手を送りたい内容が全くなく、反対ばかり書かざるをえないからです。


 まず、言葉が抽象的で表面的で、「2世、3世のお坊ちゃま達」が有名私立高校出身の国民にだけ通用するような表現、論理で構成されていて、「生活感」や「臨場感」が全くありませんでした。勿論、総理の所信表明ですから、生活の中の細かいことまで触れる必要はありませんが、小泉首相の所信表明での「米百俵」のたとえは、教育の大事さ、将来世代への責任、苦労が報われることへの期待など、人々のこころを捉えました。それに比べ、歯が浮くような抽象言葉だけが並び、何ら具体的なイメージ、心を捉えて放さない例示などがありませんでした。


 内容的にも分りきったことだらけ、また、「再チャレンジ支援策」の具体策が「再チャレンジを支援する民間や自治体の取り組みを支援するための内閣総理大臣による表彰制度」ですから、聞いて呆れます。また、地方の活力を引き出し、「魅力ある地方」に生まれ変わらせる施策が、頑張る地方自治体に対する「地方交付税の支援措置を新たに講じる『頑張る地方応援プログラム』」ですから、これまた開いた口がふさがりません。実効性のない掛け声だけの「計画」だの「支援策」だのが、文書上だけで踊りまくるのが官僚の作成する施策案です。このような全く説得力のない官僚上程施策を「戦後初の総理」の所信表明で発表するのですから、安倍新政権が霞ヶ関傀儡政権、霞ヶ関ポチ政権であることの証左だと思います。


 また、面白いもので、我々国会議員には、所信表明演説の原稿が渡されるのですが、安倍総理はただの一言も原稿と違う演説をしませんでした。原稿どおり、「しっかりと」読むことに専念した結果、100点満点で「読む」ことができました。勿論、総理の目線は、本来向けられてしかるべき国民にあらず、ひたすら原稿に向けられていました。


 恐らく、自民党議員も、また、多くの国民もこの演説を聞いて不安に思ったことでしょう!
本日の代表質問に対する答弁でその不安、危惧が早くも現実になりつつあると実感しました。この代表質問とその答弁につきましては、次回に譲らせて戴きます。


−吉良州司−

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