活動報告

前のページへ

2006年6月5日 「教育基本法の議論の中で

 みなさん こんにちは 吉良州司です。
長らくのご無沙汰、お許しください。


 今日は、現在、国会の内外で議論されております教育基本法に関して「愛国心」 についての私の所見を披露したいと思います。


 現在国会では、自民・公明が与党改正案、民主党が民主党改正案を各々提出し、 共産・社民は現行教育基本法を死守するという立場での議論が行われています。
 また、「教育基本法改悪はんたーい!」と叫ぶ抗議行動が毎日のように国会周辺 で行われています。
これらの抗議行動の特徴は対与党だけではなく、「何が民主党案だ!何が 『日本を愛する心の涵養』だ!小沢民主党も自民党と同罪で、愛国心を強制して、再び戦前の軍国主義にまっしぐらに突き進もうとしている!」などと、その矛先 が対民主党にも向けられていることです。


 今回、民主党は、問題になっている「愛国心」につき、党内で何回も深い議論を交わした上で、「日本を愛する心の涵養」という表現を教育基本法の前文に盛り込むことにしました。「涵養」という言葉は、広辞苑でも「水がしみこむように徐々に教え養うこと」となっているように、強制ではなく、「自然に日本を愛する心が育まれる」ことを願ってこの文言を採用しました。


 私は国を愛する心は大変大切だと思っています。同時に、それを押し付け、強制することには反対の立場です。


 党内の一部には、「国を愛する心」を盛り込むことへの根強い反対論もありましたが、私はその反対論に対して、次のように理解を求める発言を繰り返しました。


 「私が敬愛する司馬遼太郎さんが言っているように、確かに戦前の国家は重かった。如何に欧米列強の植民地にならないことが至上命題だったとはいえ、国民を時に危地に、時に死地に赴かせ、自由を制限し、戦争へと突き進んでしまった。そのような国を愛せよということに抵抗感があることは理解できます。しかし、戦後の国は、まず、国民が主権者であり、その主権者が選んだ議員によって政府が構成されている国、つまり、国民一人ひとりにとって『自分の国』です。ましてや、今、我々民主党は、自分達が政権をとって新しい国創りをしようとしている。今回の教育基本法改正案は民主党が政権を取ることを前提にした提案です。


 その創らんとする新しい国は、国民を危地や死地に赴かせるのではなく、その生命、財産、人権を守り、自由を拡大し、その生活を向上させる為に必死で頑張る国です。そのような国を愛する心を養っていくことは大変大事なことだと思います。但し、私も人の心に強制することには賛成できません」と。


 海外で、外国の人達と話しをする時、「自分の国はまだまだ未熟だ。やらなければならないことが山のようにある。」というように、自分の国をまだ成長過程にあるとして卑下することは許されても、「自分の国は駄目な国だ。
自分は自分の国が嫌いだ」などと取られる発言、態度を取る人間は全く相手にされません。人はみな、自分を生み育ててくれた親、家族、郷土、国を大切に思う気持を持っており、その気持は強制でなくても極めて自然な形で、育つ過程で育まれるものです。その相手の気持が分かるからこそ、相手の国を敵対視したり、戦争をしかけたり出来なくなると思うのです。世界平和を願うなら、そのような地球上の誰でもが持つ、その気持を理解することがその第一歩です。


 「日本を愛する心」、自分の家族、郷土、国を大事にする心を、自然な形で子供達に育んでもらい、同じように、そのような気持を持って暮らしている世界の人達の気持を大事に思う心を養ってもらいたいと切に願います。


−吉良州司−

ページトップ


現在の表示について

本サイトは、WEB標準技術に準拠していない一部のブラウザではレイアウト機能が無効となります。

情報の閲覧には支障ありませんが、レイアウト機能を有効にされたい場合には、下記の最新ブラウザをご利用ください。