活動報告
2005年6月28日 無党派層が鍵を握る
こんにちは、吉良州司です。
シリーズ3回目、今回は「無党派層が鍵を握る」と題してお送りします。
3.今、国政のキャスティングボードを握っているのは、健全な無党派層
私が「審議拒否をすべきではない」「対案やもっと大胆な改革案をだすべきだ」 と主張するのには理由があります。 今、民主党が政権交代の為に特に強く訴えかけていかなければならないのは 「健全な無党派層」、それも戦後復興期や高度成長経済期には自民党支持で あったが、現在は自民党に批判的ながら、しかし、まだ野党的体質を脱しきれ ない民主党支持には踏み切れない、いわゆる「健全な保守層」であり、一方、 旧野党支持者で、冷戦終了後のポスト・イデオロギー時代では生活者の視点に たった、現実的な『生活の質』向上路線を志向する「健全な野党層」です。 この「健全な無党派層」に訴え、そして支持を得ていかなければならないと思 います。
それは何故かと言えば、この層に属する人々の大半は「利権」や「しがらみ」 から縁遠く、政治について、無関心どころか実は極めて高い問題意識をもって いて、この層こそが国政選挙におけるキャスティングボードを握っているから です。それ故、この方々の支持を得ることができなければ政権をとることはで きません。
この方々、特に健全な保守層の方々は、参議院選挙ではその時点での民主党へ の評価には関係なく、「自民党がけしからん!」と思うだけで、民主党に投票 する、しかし、正に政権争奪戦である総選挙では、「自民党はけしからん!」 というだけでは民主党に投票しません。「民主党に対する期待感と信頼感」が あってはじめて民主党に投票する方々です。
従って、この国政のキャスティングボードを握る健全な無党派層の信頼を勝ち 取るには、「相対的にましである」ということを強調しても意味がないという ことです。つまり、自民党や政府を批判するのではなく、「政権を任せても大 丈夫」という期待と信頼を得られるような明確な国家ビジョンとそれを実現す る為の大胆な改革案を提示しなければなりません。この方々がもっとも嫌うの が、審議拒否や何でも反対という旧態然とした野党的体質なのです。
野党である以上、「闘う」ことは必要です。しかし、それは政府や自民党が出 してきた法案に対して、ただ反対するのではなく、わが国の現在と将来に 「安心と活力」をもたらし、世界から尊敬される国を創る為の明確な国家 ビジョンを提示して、そのビジョンとそれを実現する為の具体的な改革案 を競い合う「闘い」であるべきです。
一昨年の総選挙で大きく議席を伸ばしえたのは、マニフェストという形でその ようなビジョンを示したからに他なりません。それがいつの間にか、また旧態 依然とした野党的体質に逆戻りしている為に、健全な無党派層からの厳しい 批判を浴びているのだと思います。
また、長くなりましたので、この続きは次回にさせて戴きます。
−吉良州司−