131「政権交代後の民主党重要政策の概要」 2009年07月27日
みなさん こんにちは! 吉良州司です。
前号、前々号で、政権交代により、一体何が変わり、また変わらないのか について説明させて戴きました。今日(7月27日)に民主党マニフェストが 発表されることになっていますが、それに先立ち本号では、政権交代後に 民主党が実現したい重要政策の概要について、お伝えします。
QTE 1.将来世代への投資 ―― 子供手当の支給、高校の無償化、奨学金の拡充 ―-
・0歳から中学生まで1人当たり月額2万6千円、年額31万2千円を支給。 ・高校生に年額12万円(年収5百万以下の私立高校生世帯は24万円)を支給。 ・親の世帯の年収により、授業料分のみの奨学金、授業料+生活費分 の奨学金を貸与。
2.社会保障の充実(セーフティネット拡充) ―― 年金、医療、雇用に安心を ―-
(1)年金(年金を一元化、最低保障年金創設により安心の年金制度) ・「消えた年金問題」を解決し、加入者への「年金通帳」交付により 信頼の年金制度創設。
・年金の一元化による年金新制度は「所得比例年金」と「最低保障年金」 の2本立て。
・税を財源とする「最低保障年金」の創設で、全ての人が月額7万円以上 の年金受給。
・「所得比例年金」は「所得が同じなら同じ保険料」を負担。 納付保険料は必ず受給可能。
(2)医療(医療崩壊を食い止め、国民皆保険を守る) ・年間2千2百億円の社会保障費削減方針を撤回。 ・医師の質量拡充。人口当たり医師数の向上(医師3人/1000人)。 医学部1.5倍定員増。
・救急、産科、小児、外科、へき地の医師不足解消。厚生年金病院、 社会保険病院存続。
・国民皆保険制度の堅持。後期高齢者医療制度の廃止(廃止に伴う 財政負担は国が支援)
(3)雇用(雇用のセーフティネット拡充) ・「求職者支援制度」の創設(職業訓練受講者に日額5000円の 能力開発手当給付。31日以上の雇用期間で雇用保険に加入可)
・非正規雇用労働者の待遇改善。ワークライフバランス (仕事と生活の調和)の実現。
3.地域主権 ・国と地方の関係を「上下・主従関係」から「対等・協力、 役割分担の関係」に改める。
・権限、財源を地方に移譲し、生活に密着した政策課題は地方の権限、 責任で実行できる。
・「ひも付き補助金」を廃止し、地方が自由に使える「一括交付金」に ・国直轄事業の地方負担金廃止。
4.高速道路無料化と道路特定財源の暫定税率廃止 ・料金収入で返済してきた借金を国が承継し、料金、借金返済両面で 国民負担軽減。
・ガソリン税などの暫定税率を廃止し、2.5兆円の減税。
5.農業の個別所得補償制度 ・生産費と販売価格との差額を補てん。畜産・林業・漁業についても導入
6.地球温暖化対策 ・温暖化対策を強力に推進。エネルギー、住宅、農業など環境・グリーン 産業の次世代産業育成。太陽光、風力、小水力など再生可能エネルギー 電力の固定価格買取制度導入。
7.中小企業対策 ・中小企業法人税を11%に引下げ。オーナー課税廃止。「中小企業憲章」 「地域金融円滑化法」の制定
8.郵政事業改革 ・日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の株式売却の凍結。郵政事業 の4分社化見直し。但し、国営、公社には戻さず、民営化形態は維持。
UNQTE
与党、マスコミやその喧伝に影響された世論は、「民主党政策を実行 するには恒久財源が必要、その財源を示せ」と執拗です。次号では、 財源論について、お伝えしたいと思います。
-吉良州司-
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